5・6月例会振替公演『吾輩はウツである』
劇団朋友公演
『吾輩はウツである』
2020年12月18日(金)
18:00開場 18:30開演 21:00終演
場所=児島文化センター
原作=長尾剛(PHP研究所刊) 脚本=瀬戸口郁 演出=西川信廣
出演=
芦田昌太郎(COMETRUE)、小島敏彦、西海真理、まきのかずこ、進藤忠、
石川惠彩、木野しのぶ、水野千夏、今本洋子 ほか 劇団朋友
あらすじ
明治36年(1903)4月、小泉八雲が辞めさせられたことで学生たちの不満うずまく帝大に、夏目金之助(のちの漱石)が講師として赴任する。不穏な空気の中、学生たちの冷たい視線に晒される金之助は、毎日、不満と苛立ちを抱えながら教壇に立っていた。さらに、失恋で人生をはかなむ学生・藤村操が目の前に現れ、金之助の気持ちはますます不安定になっていく。
そんなとき、一匹の小さな黒猫が夏目家に迷い込んだ。心を病み始めた金之助は、その黒猫と会話をし始める。しかし、その黒猫と会話ができるのは金之助だけだった。
一方、病ゆえに突如として怒りを爆発させるようになった金之助に対し、妻・鏡子は一念発起。金之助の病を治すべく、ある行動を起こしたのだが・・・・・。
▼『吾輩はウツである』紹介ムービー(YouTube)
かいせつ
“一億総ウツ社会”今日急造している「うつ」は、もはや特定の個人の問題捉えるだけでは十分ではなく、現代人が知らず知らずに翻弄されています。
「うつ」の状態に陥ると、人はそれまであまり意識せずにいた「生きる意味」を問わざるを得なくなります。
――――生きる意味とは何なのか?
――――自分らしく生きるとはどう生きることなのか?
――――なぜ生きなければならないのか?
人間としての空虚さという苦悩を抱え、作品を残した著名な作家【夏目漱石】。
学生との確執、教え子の自殺。ウツを発症した夏目金之助の耳に、猫の声が・・・。
漱石を長年にわたって研究し続けてきた著者が、歴史的事実をモチーフに、不世出の文豪が誕生するまでをドラマチックに描いた異色の長編小説を舞台化。
※他会場で観劇する場合は、必ず観劇日の2日前までに「児島玉野市民劇場」事務局までご連絡下さい。