児島玉野市民劇場

児島・玉野の地で演劇を観る非営利団体です。

3・4月例会振替公演『素劇 楢山節考』

劇団1980公演

素劇 楢山節考

2020年8月23日(

16:30開場  17:00開演  19:00終演

場所=児島文化センター

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原作=深沢七郎  構成・演出=関矢幸雄

 

出演= 

柴田義之、藤川一歩、山本隆世、翁長論、木之村達也、神原弘之、

上野裕子、光木麻美、水井ちあき ほか

 

あらすじ

 物語の舞台は、信州の山あいにある小さな村。村には名前がないので、山ひとつへだてた所にあるとなり村とともに、お互いを”向こう村”と呼び合っていました。その向こう村から50年前にこの村に嫁いできた「おりん」も、今年69歳。この村も向こう村も、ヒトが70歳になると、村から遥か離れた楢山にまいるという掟がありました。

 おりんは楢山に行けば、先祖や母や姑が神様になって迎えてくれると信じて、その日のために準備を重ねていたのです。ひとり息子が早く「そのこと」を言い出さないかと心待ちの日々。

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 おりんの家のとなりの”銭屋”と呼ばれる家には、又やんという今年70歳になる老爺がいました。本当なら又やんは、年が明ければすぐ楢山に行かねばならないのに、怖くてその年の暮れまで楢山に行けず、村中の笑いものになっていたのです。

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 そして、あと4日で正月を迎えようという日の夜、ふたりはそれぞれの息子が担ぐ背板に乗り、楢山まいりの作法どおり誰にも見られぬように、山に向かうのでしたー。

 

 

かいせつ

 作品のタイトルにある“素劇(すげき)”は、演出家・関矢幸雄が提唱する独自の表現様式です。リアルな舞台装置や衣裳・メイキャップなどを一切排し、観客の想像力を喚起することによって物語の真意(ドラマ)を表現します。

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 黒箱と数本の白いロープを一瞬にして様々な形に組み合わせ、そして時には俳優の肉体そのものも舞台装置にしながら場面が構築されていくのです。

 

 

他会場観劇日

岡山市民会館   8月8日()15:00

         8月9日()14:00

         8月10日(月)14:00

         8月11日(火)13:00

        (1日2回公演) 19:00

         8月13日(木)13:00

           

倉敷市民会館   9月7日(月)14:00

(1日2回公演)        18:45

 

玉島文化センター 9月8日(火)18:30

※他会場で観劇する場合は、必ず観劇日の2日前までに「児島玉野市民劇場」事務局までご連絡下さい。